嘉儀夏実

作品について
私は高校2年生からカマイユとグレーズという画法を組み合わせた古典技法の表現を続けてきました。カマイユとは単色で陰影を描く画法のこと、グレーズとは薄く油で溶いた絵の具を上からのせる画法のことを指します。私はカマイユの中でも緑色で描くヴェルダイユを使い、人間の自然体な美しさをテーマに制作しました。題名にも注目して鑑賞していただけると嬉しいです。
「朝の習慣」

F20 油彩
私はこれまで写実的な絵を多く描いてきたため、自画像では非現実的な絵も制作してみたいと思い、大好きなカバをモチーフに入れて一緒に歯磨きをしている絵を制作しました。
全体的に明るい色合いにすることで、絵本の1ページのような楽しい作品に仕上がったと思います。
「出発5分前」

F40 油彩
この作品は、出かける準備をしている最中に眠ってしまった女の子をモデルに制作しました。私の卒業制作のテーマの「人間の自然体の美しさ」を出すためには、女の子と猫の安心しきった表情がポイントだと思ったので、特にそこに注意して描きました。
「ツツジ」

F30 油彩
この作品は、ツツジをモチーフに入れて「女性の強さ。美しさ」を表現しました。背景を強くぼかし、大きく人物の顔を入れることで目の引く作品に仕上がったと思います。女性の強く、優しい眼差しに着目して鑑賞していただけたら嬉しいです。
「F」

F15 油彩
3作品目のタイトルは「F」です。
題名の「F」は、生物学上の女性を表す「Female」から取っています。
この作品は4作品とも対になっており、上から流れるような構図で描くことで女性の繊細さやしなやかさを表現しました。
「M」

F15 油彩
4作品のタイトルは「M」です。
この作品のタイトルも、3作品目と同様に生物学上の男性を表す「Male」から取っています。
下から突き上げるような構図で男性の力強さを表し、3作品目との対比を強くつけています。


